PlataDesignでは主に2Dベースでの図面設計を行っておりますが、創業当時より3Dによる設計についても取り組んできました。
3DCADのハード・ソフトウエア導入コストが下がってきており、まだまだデメリットはあるものの十分に導入効果が見込めるようになってきていると思われます。

以下に3DCADのメリット・デメリットをまとめしたので、ご参照の上御社の今後の動向やご担当者様からみた業界の動向等についてのご意見をいただければと思います。

ご意見につきましては画面右上の”お問い合わせ“からお願い致します。

3DCADのメリット・デメリット

  • メリット

    • 設計レビューを早い時点で行える。
      3Dにて躯体・基礎・機器・配管を配置した段階でアイソメ図は自動的に作図が可能なため2DCADと比べ大幅に短納期で設計レビューを行えます。
      レビュー図へは必要最低限の注釈表示とすることにより手作業がほとんど必要なくなるためです。
      ただし情報は全て保存されているので詳細を確認したい場合はその部分の詳細を出力することによって簡単に出来ます。
      2DCADの場合、配管図だけでは全てを網羅出来ずアイソメ図完了後に詳細レビューを行う必要がありました。そのため変更が発生すると修正作業に時間が必要となり納期・コスト増加の原因となっていました。
    • 3Dで配管図を作図するため必要な箇所で自由に平面図・断面図を切り取ることができる。
      2DCADでは作業前にある程度の平面・断面の構成をした上で作図していきますが3Dでは全体をモデリングするため平面や断面の仕上げを意識する必要がありません。モデリング後に必要な平面・断面を任意に出力することが出来ます。そのため承認図や施工図等の用途に合わせた出図が簡単に行えます。
    • 配管図が完了した時点でアイソメ図は自動的に作図できる。
      2DCADでは経路・寸法を配管図から読み取り経路完了後に集計表を手拾いで集計・作図する必要がありましたが3Dでは全て自動的に作図することが出来ます。最終的に不足分のコメントやバルーンを追加するだけで作業が完了します。
      殆どの作業が自動的に完了するため精度の高い図面を短納期で作図することが可能です。
    • 基礎図・架台図・サポートについても配管図上で設計した時点で詳細設計まで完了できる。
      2DCADでは平断面図上へのこれらの配置はBOXや単線で外形を示すのみでしたが3Dでは配管図上で実際の設計を行います。各単品図への出力は平面・断面任意に行えますので配管図と同様に簡単に作図することが出来ます。
    • 大抵の図面がリンクされており修正が容易
      作成された図面類の多くは3Dモデリングデータとリンクされているため一箇所の修正ですべての図面に反映されるため修正漏れなどのミスがなくなります。また修正作業にかかる時間も大幅に削減されます。
    • 現地工事での配管製作図等を簡単に作図できる。
      材料の手配数量や切り寸法等を簡単に集計・リスト化出来ます。また製作図レベルでの単品図製作も簡単な作業で行えます。
    • 工事予算や発注時見積集計等を短納期で行える。
      3Dモデリングにて作図した時点で数量は自動的に集計することができるため短納期で精度の高い数量集計が可能です。
      発注見積についても配管図等の発注図データを元に3Dモデリングすることにより対応可能です。
      実際の集計ではcad上やpdf上で長さ測定をしながらの集計となります。その測定にかかる時間で十分に3Dモデリングは可能であり、集計作業自体は自動で行えるため短納期での対応が可能となります。
  • デメリット

    •  CADハード・ソフト共に高価
      3Dモデリングを行う場合はそれなりのスペックが必要となる。
      チェック者等でCAD作業を行わず見るだけの場合は対応してれば現状のソフト・パソコンでOK。
    • 初期セットアップが大変
      各種部材のスペック等を事前に設定する必要があります。
      一度作成すれば他物件への流用も可能ですので毎回大変なわけではありません。
    • 初期状態では管材や部材が少ない
      鋳鉄管や塩ビ管等は初期状態では取り扱いがないため部品を作成する必要があります。
      一度作成すれば他物件への流用も可能ですので毎回大変なわけではありません。
      場合によっては類似部品を流用して作業することも可能です。
    • 2DCADに比べ操作が難しい
      作図作業にあたり部材情報やレベル情報が必要となってくるため単純に線を引くというcad本来の作業とは異なる部分があります。
      実際には各種アイコンから目的の作図をすることになりますので主要操作に必要な項目を覚えていけば困ることはないと思います。
  • まとめ

    3DCADのメリット・デメリットについて述べましたがデメリットとしては導入コスト・イニシャルコストが高くなることと初期部材の不足が導入に関して検討が必要と思われます。しかしながらアイソメ図や架台図作図等の単純作業にかかる作業時間が大幅に削減され、精度の高い図面を短納期で納品でき、次工程への余裕が生まれるためトータルでのコスト削減につながると考えられます。
    デメリットの多くは自社にてCAD設計を行う場合に対してとなります。CAD設計作業を外注とされる場合は殆どデメリットはなくなります。従来と比較して工数に対する単価は協力業者殿のランニングコストが増える分増加しますが短納期となる分工数自体は減少しますので相対的には価格はほとんど変わらないと思われます。初回につきましては御社標準を作る必要がありますのでその分のコストはかかりますが以降の物件については再利用するためコストをかけることなくCAD設計を行えるようになります。
    今回のメリットデメリットについては一般的な3DCADに対しての評価となりますが使用するソフトによってはフロートと配管ラインの整合性を取ることができるソフトもありその場合はフローをしっかり作成すれば配管図での抜けや仕様違いは全てフォローできるようになるため元請け殿設計担当者の負担を減らすことも可能です。

PlataDesignからのご提案

PlataDesignでは3DCADを利用した業務提案を行っています。

精度の高い成果物を短納期で製作することを目標として皆様へのお手伝いができればと思っております。
自社で全てを行うのではなく提案内容の一部をこちらでお手伝いすることも可能です。
その場合CADやパソコンの導入コスト、作業者の人件費やソフトのイニシャルコスト追加することなく設計環境の見直しが可能です。

コンサル・プラントメーカーご担当者様

物件計画時や施工図作製の配管プランニングにおいて3DCADを利用することにより従来と比べ短納期で精度の高い検討図・成果物を作成することが可能です。
検討図の段階で成果物と同等な精度で作図されるためレビューを早い段階で行うことができ、付帯図や数量集計についても短納期で対応でます。

  • 計画・発注図の短納期対応
  • 付帯図・数量集計等の短納期対応

施工業者ご担当者様

会社規模により様々なメリットが見込まれます。私たちが設計している物件では施工業者殿が自ら施工図を描くようなことは少ないかと思いますが支給された施工図をブレイクダウンして製作図を作図することによって工事品質を維持しつつプレハブ化等工数を削減するための様々なご提案を提供いたします。
様々な工種に於いて有用ではありますが、特に配管工事に関しては会社規模を問わずコストダウン効果が大きいです。

  • 配管工事予算・材料集計
    元請け殿集計表ではなく3Dモデリングで実際の配管をすることによって工事実数量を正確に把握できます。
  • 施工用材料手配集計の短納期対応
  • 配管プレハブ図の短納期対応
  • 部材キリ寸法リスト
  • 配管プレハブ化による現地工事工数の削減
  • ルーズフランジ等を利用した現合箇所の接続作業の簡易化
  • 現地墨出しを考慮したサポート配置図・主要配管寸法図等

CAD設計会社ご担当者様

3DCADを利用した作業工数の削減に対するご提案を提供いたします。またハードウエアの選定から設定までお御社の規模に合わせた導入のご提案を提供しています。
*御社業界によっては対応できかねる場合があります旨、ご了承願います

  • 業種に適した3DCADのご提案
  • ハードウエアの選定から設定までのご提案・お手伝い
  • 3DCAD導入によりCAD設計工数削減のご提案